震災から5年を迎えて
2016/4/1
施工部 大石雅之
早いもので今年も4月に入り、春の心地良い季節となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回私は、近年頻繁に発生している災害に対する防災意識の持ち方について書かせて頂きます。
先月3月11日、東日本大震災の発生から5年を迎えました。また、各地で発生しているゲリラ豪雨、大型台風の発生、それによって起こる土砂崩れや洪水など、私達が想像していなかったような災害が発生しています。そして、いずれ発生すると言われている首都直下地震、東海・東南海・南海地震と、これらが連動して起こる南海トラフ地震などに対する備えを進めていかなくてはいけません。
東日本大震災の実体験に基づく災害初期指揮心得の後書きに、こんな言葉があります。
「備えていたことしか、役に立たなかった。備えていただけでは十分ではなかった」
更に、次のような言葉が出てきます。
「備え、しかる後に、これを超越してほしい」
どんなに備えていたとしても、想定外の事が起こり得ます。それを乗り越えてほしいということです。今後、私達が自分の身を守る為には、この想定外の事までしっかり考え備えていくことが大切だと思います。そして、災害の時こそ助け合いの心が大切になってきます。1人で出来る事には限界があり、人は1人では生きていけません。近所、地域、その場その場で近くにいる人同士、声を掛け合い励まし協力していくことで、たいていの事は乗り越えていけるはずです。いざとなると周りを見ることが出来なくなってしまうことがありますが、日頃から意識し行動に移せるよう、自分づくりをしていきたいと思います。
最後に、今まで私は大きな災害に遭ったことがありません。テレビなどのメディアを通じて見たことや聞いたことがあるだけで、被災された方々の本当の苦しみや悲しみは解らないかもしれませんが、少しでも力になれるよう、自分に出来ることを見つけ行動していきたいと思います。
平成28年3月27日
あの日を忘れない
街頭募金活動