嫌なことを誰よりも率先してやろう
2020/10/01
営業総務部 奥村静男
ある歯科医の投書によると、小学校低学年の歯科検診が休校のため大幅に遅れていましたが、やっと実施されたとのことです。例年は、歯の汚れ・虫歯・歯肉炎の子供が少しいる程度なのに対し、今年は7割に達するとのことです。32年間で最悪の状況とのことです。通学していれば間食はありませんが、家に居ればおやつや甘い飲物も摂取できます。反面歯磨きやうがいが疎かになっているからではないかとのことでした。子供たちの体へも影響が出ているようです。
次の投書は、「私が避けたボトルを拾った彼」 と言うタイトルでした。
ある日、電車で椅子に座り、いつものようにスマホをいじっていた。するとペットボトルがコロコロと転がってきて、私の足に引っかかって止まった。「汚い」。瞬発的に足を上げた。ペットボトルはまたコロコロと転がっていった。その音が止まった。同じ駅から電車に乗った今風な若者がサッと拾い「誰のものなのかな」と周りを見回した後、誰のものでもないと分かると、自分のももにそれを置いたのだ。私は自分をひどく恥じた。「今はコロナ禍で《手を洗え、消毒をしろ》と衛生状態に敏感な時期だから、仕方がなかった」と自分を弁護しようとした。しかし転がってきたペットボトルより、見過ごして、そのまま転がした自分の行いの方がもっと汚いのではないかと思った。次、コロコロと転がってきたら、きっと拾おう。そしてその後に手を洗おう。 (東京都の25歳 女性 公務員)
以前、似たような光景を目にしたことがあります。自分の方には転がってこず遠くの方で転がっていました。もし自分の方に、足元に転がってきたらどのような行動をとっていただろうか、拾わなければと思っていても素直に手がでるのか少し自信がありません。
9月の会社の11誓は「 嫌なことを誰よりも率先してやろう 」です。普段、会社で嫌だなと思うことはあまりありませんが、やはり日頃の生活の中で、落ちているゴミを拾うとか、履き物を揃えるとか、トイレの掃除とか、意識して行動することが大切だなと改めて思いました。