「ありがとう(感謝)」と「当たり前」
2021/08/01
管理部 黒柳芳行
現在、新型コロナウイルスの影響でオリンピック史上初の延期となった2020東京オリンピック・パラリンピックが開幕しました。日本人選手のメダルラッシュが続き、テレビで応援するのを楽しみにする日々です。そんな選手たちのインタビューを聞いていると、ほとんどの選手がメダルを取った喜びよりも大会が開催された事への感謝の気持ち、今まで支えてきてくれた人、今まで応援してくれた人への感謝の気持ちを言葉にしていました。
感謝すなわち「ありがとう」の反対語は「当たり前」です。昨年から「当たり前」ではない日常をすごしています。まだ新型コロナウイルスの影響も続きそうです。だからこそ、「当たり前」ではない、むしろ反対の「ありがとう」という感謝の気持ちの大切さが身に沁みます。「会社に行くのも当たり前」「家族で旅行に行くのも当たり前」「子供の部活の応援に行くのも当たり前」
そんな日常の当たり前が、当たり前でなくなり、ありがたく思えるのでしょうか。ごくごく当たり前の日常に、感謝の気持ちを持つことの大切さを、改めて考えさせてくれる機会です。
どんな時でも、正直に、素直にそして感謝の気持ちを持っていけば、周りの人から助けてもらえたり、協力してもらえたりすることがあります。感謝のない人には誰も手を差し伸べてくれたりしません。嘘や誤魔化しのない正直で素直な心と、どんな時でも人に感謝する気持ちを持ち続けることが、生きる上でもっとも大切なことではないかと思います。
すべての人に感謝の気持ちを表現できれば自分自身、家族、会社そして周りの人達も幸せになっていくのではないでしょうか。
大谷徹奘さんが言っていました。「当たり前だと思っていたことが、ありがたいことだと思い直せた時にしあわせを手にすることができる」他人や社会からの評価ばかりを求めて生活していると感謝の心を忘れがちです。よく心の中では感謝しているとききますが、思いは所詮自分の中の物です。言葉にしなければ伝わらないので、是非みなさんメダリストのように自分の思いを言葉で伝えてみて下さい。
“ありがとう”
オリンピック金メダル
感 謝
松川農園