利己と利他
2024/07/01
施工部次長 一色和夫
さて今回のブログのテーマ「利己と利他」について、わたしが日々考えていることを綴らせて頂きます。まず「利己的」を調べてみますと、自分の利益だけを優先して追求するさま、またはその考え方を表す、他人の立場や不利益を顧みず、自己中心的な言動、行動が多い。反対に「利他的」とは自分の利益を犠牲にして他人の利益や幸福のために尽くす。自己犠牲を顧みずに他人の利益を考え行動するということです。前者は、何とも身勝手な話ですが、仕事や私生活において自分の思い通りに事が進めばこんなにストレスフリーな事はないでしょう。しかしその裏では、その行動により、迷惑を受けている人や仕事が上手く進まない人がいます。さらには、利己的な考えに気付かず自分は仕事が出来るビジネスマンと勘違いしてしまう人もいると思います。これは単純に自分勝手に物事を進めているだけで、決して本来の仕事が出来る人間とはかけ離れており、普段の生活の中で「利己と利他」を意図的に意識しなければ、この現実に気付く事も無いと思います。我々の実務(電気工事)は建設現場において、お客様から信頼され受注した大切な建物を、複数の業者が協力し完工することを目的としています。その中で作業がスムーズ且つ遅延が無いように業者間の調整が工程ごとに行われますが、実際は自分の都合が良い状況を作り、作業を進めてしまう業者も見受けられます。さらには日常生活に於いて些細な場面、例えば横断歩道の歩行者保護無視、自動車同士の道路の譲り合いができない、最近よく感じるところで国道や高速インターチェンジの道路上に生活ゴミが散乱、この状況は子供でも出来ることを大人が出来ていない自己中心的な考えからくるものだと思います。この状況はとても悲しく思いますし、わたしも注意をしなければいけないことばかりです。常に自身の要求より相手が何を考え何を希望しているかを汲み取れる人間に成長しなければ、真の大人にはなれません。社会生活はひとりの力だけでは成り立ちません。誰かしらのサポートがあり仕事、私生活が順調に進むのです。これからも常に俯瞰的に物事を捉え「利他的に」をベースに考えることの出来る人間を意識し、尽力して参りたいと思います。皆様方におかれましては、これから迎える夏を無事乗り切っていただけますようご自愛ください。
そして今後も松川電気をよろしくお願い申し上げます。
令和6年7月1日
施工部次長 一色和夫
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